自虐小説、不思議発見、叫び。


by leartha

羅亜佐のみちばた ドラマみよーっと

    「バフィーとエンジェル」

 とうとう「エンジェル」のファイナルシーズンが始まっちゃいました。エェーン(泣いてる)。「バフィー」のファイナルシーズンがコケただけに(ごめんなさい)、その分「エンジェル」に期待するところは大きい。

c0021827_2049391.gif「バフィー」との出会いは何年くらい前になるかな…。たぶんCSのFOXチャンネルで初めて放送した時からのつきあいだ。(友達かよ)。ケーブルマガジンの中で大々的に宣伝していたから、その存在を知ったんだけど、実はその宣伝文句は私の興味を全くそそらなかった。「バンパイヤハンターのバフィーと、宿敵バンパイヤ、エンジェルとの恋の行方は…?」みたいなことが書かれていたからだ。加えてタイトルも「バフィー 恋する十字架」なんて……いかにもって感じでしょ?。

日本では、映画でもドラマでも、やたら「恋愛」を全面に押し出す傾向があるよね?実際のテーマは別の所にあるのに。それってやめてほしい!。若い女性をターゲットにしてるから仕方ないんだろうが…、基本的に恋愛物が好きではない私には、イジワルとさえ言えるのだ。だってそのせいで、恋愛物だと勘違いして、見逃してしまった良い映画やドラマがどれほど多いことか…。                     「バフィー」も、そうなるところだった。ヒュー(冷や汗をふいた音)。でもきっと天使(エンジェル)が私に微笑んでくれたのね。たまたま他に見る物もなく、FOXにチャンネルを合わせたのが運命のはじまりはじまりー。そのたった1話で、私は完全に「バフィー」にハマってしまい、準主役のエンジェルに惚れてしまい、後にスピンオフドラマとなる「エンジェル」もふくめて、1話もかかさず今日に至っている!。たぶん…全部…見てると思う……(自信ないのかよ!)。で、ついに「エンジェル」がファイナルシーズンに突入してしまった。すでに「バフィー」は終わっていて、今は再放送でファイナルシーズンが見られる。

しかしその「バフィー」のファイナルシーズン、アタシ的にはかなりコケたっていうのが正直な感想なんだ。
   
 ネタバレ注意 
 正確に言えば、コケたのはその前のシーズンから。ってゆーか、バフィーが死んだところで終わってほしかったよ。あれはみごとだった。びーびー泣いた。納得のいかない歯がゆさを、なにげなく残した辺りもうまいと思った。あまりに感動的にそのシーズンが終わったから、次のシーズンで「生き返りました!」っていわれてもねぇ…。
ヒーロー物の面白さっていうのは、主人公を窮地に立たせて、そこから持ち前のキャラを発揮しながら、視聴者をドキドキさせながら、解決していくものだ。そういう点でバフィーは、最も強い敵と戦い、ただ死んだんじゃなく自ら死を選んだわけだ。それを蘇らせるなんて、野球で言えば優勝が決まった後の消化試合の様な物だ。盛り上がる訳がない。ネタバレ終わり


○「バフィー」の魅力って何だろう。 
しかし、コケたとはいえ、この作家はやっぱりすごい!。「敵」の設定を「化け物」から「化け物プラス人間の内面」に変えてきた。もとより、この作品は単なる「強い女の子が戦って勝ちました」的なものではない。化け物と戦って死ぬかもしれない事より、明日の試験や、友情が壊れる事や、親から誤解される事などの方が、バフィーにとっては怖い事なのだ。そんな一見普通のかわいらしい高校生の女の子が、非日常的な体験を通して、心身共にどんどん強くなっていくのだ。そこが面白い。

ところで、私は「強い女の子のバトル物」はあまり好きではない。アクションが下手だから?。いや、そういう訳じゃない。今は女の子でも基本的な練習はさせるし、何と言っても特撮などの技術が高いからリアリティーがある。強いて言うなら「殴られ方」が下手だと思うが(それってやっぱりアクションが下手って事?)、問題はもっと深いところにありそうだ。うまく言えないが、「ボコボコにされる女の子は見たくない。かといってバトルものである以上は双方がボコボコにならないと面白くない!」そんなところかな?。実際、女の子のバトルものは、あまりボコボコにされない物が多い様だ。だから何か物足りない。しかし「バフィー」は、けっこうボコボコにされるのだ(そりゃ、相手は化け物だからねぇ)。なのにイヤな気分にならないのは何故か?。ここに魅力の秘密を解く鍵があるのかも…。

c0021827_2050174.gif 「男が強いもので、女は弱いものだ。」などというと、ジェンダーフリーを叫ぶ人たちからは性差別主義者扱いされそうだが、根本的に私の中にはこういう思いをぬぐい取れない何かがある。そのせいか、男は殴られるシーンが絵になるが、女はイマイチ決まらないと思ってしまう。例えば、女子プロレスラーにお笑い芸人がボコボコにされてるのは笑えるが、その逆だったら不快に思うんじゃないかな?(森三中なら笑えるかも…)。
しかしバフィーは、ストーリーの設定上ここをクリアしなければならなかった。そして成功した。かわいいバフィーを「ボコボコ」にするのでなく、「ボロボロ」にしたのだ。ただ殴られたり刺されたりするのではなく、ジャブを重ねて、決定打ではバフィーはすっ飛ばされて物を壊す!。このやり方はかなり画期的で効果的だ。見た目にも迫力あるし、実際に殴られて倒れる訳ではないので、何故か不快ではない。しかもこれが人間対人間だと「ありえねー」となるが、なんたって相手は化け物な訳で…。

 似たような設定でも、エンジェルはバフィーに比べるとかなり殴られたり刺されたりしてる様に思える。でもエンジェルはマッチョ系の大男でバンパイアだから気にならない。そこがSexyだとさえ感じる。やはり制作者が意識して女の子のアクション物を作っているのがうかがえる。
そして、前述した様に、バフィーはメチャクチャ強いのだが、中身は等身大の若い女の子として描かれている。まるで、隣の席にいつも座っているクラスメートの様に身近なのだ。そこら辺が特にティーンエイジャーに受けた秘訣だろう。だから、ファイナルシーズンの少し前辺りからコケたのだ(って思ってるのは私だけ?)。
だって、「売り」である「現実感」がなくなっちゃったんだもん。
翻って「エンジェル」は、最初から現実感などどこにもないドラマだ。魂を持ったバンパイアが、化け物がらみの事件ばかりを扱う探偵事務所を開く。自分の過去を償うために。仲間といえばハーフデーモンだの、デーモンハンターだの、ウォッチャーくずれだの、他の次元から来たヤツだの…。少なくともクラスメートにはいなかったハズだ。

ともあれ、今「エンジェル」は盛り上がってきている。このままのぼりつめて最終回を迎えて欲しい。できたらバフィーも戦いに加わって欲しいものだ。

バフィーの公式サイト

バフィーに関する情報はここにアクセスしてみて。
エンジェルに関する情報はこちら。
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by leartha | 2005-04-16 21:10 | 海外ドラマ